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弁護士加藤英典のブログ

埼玉県所沢市の弁護士のブログです。

『冤罪と裁判』

冤罪と裁判 (講談社現代新書)

冤罪と裁判 (講談社現代新書)


古くは弘前大教授夫人殺し事件(1949年)から最近の裁判員制度下の判決まで、事実認定が問題になった事件を15件紹介し、冤罪の要因となった自白の強要、目撃証言の評価の誤り、捜査機関による組織的な偽証、物証と科学鑑定の評価の誤りなどの古くて新しい問題を分析していきます。また、第2部では、裁判員制度の現状を踏まえて、刑事司法制度改革の具体的な提言も行っています。
わかりやすく、説得力に富んだ文章は、その背景に登録以来20年以上に渡って刑事事件に取り組み、多数の無罪判決を獲得してきた経験があってのものでしょう。弁護人の端くれとしては、この本で書かれていることを心の片隅に置きつつ、自分の被疑者・被告人が冤罪の被害に遭うことはないように、目の前の事件に真摯に取り組みたいと思います。

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