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弁護士加藤英典のブログ

埼玉県所沢市の弁護士のブログです。

東京地方裁判所は東京の霞ヶ関駅です

東武東上線は池袋・川越間しか乗ったことなかったのですが、初めて川越から下る電車に乗りました。電車が霞ヶ関駅に停車したとき、「ここが埼玉の霞ヶ関駅か」と感動してしまいました。
東京で弁護士をしていると、依頼者である事件当事者に、東京地裁に来てもらうことがあります。特に、破産事件では、最低1回は破産した本人が東京地裁に出頭しなければならないことになっています。私のように都内の債務整理系事務所に勤めていた弁護士には、依頼者と東京地裁で待ち合わせをする機会が多くありました。
東京地裁の最寄駅は、丸ノ内線の霞ヶ関駅です。依頼者には「霞ヶ関駅の×番出口を出たところですよ」などと案内していました。

困ったことに、丸ノ内線の霞ヶ関駅(東京)と東武東上線の霞ヶ関駅(埼玉)を混同してしまう方がいたのです。混同の原因になっているのが路線検索のようです。「裁判所は時間厳守です」などと事前に案内しているからか、事前に路線検索をして、電車の時間を調べる方が少なくありません。ところが、埼玉県に住んでいる方が、Yahoo!の路線情報などで自宅の最寄駅から「霞ヶ関駅」までの電車の時間を調べようとすると、自宅の最寄駅から近い霞ヶ関駅(埼玉)までの路線が表示されてしまいます。これで路線検索に素直に従っていると、霞ヶ関駅(埼玉)に連れていかれてしまいます。

大抵の方は何だかんだで当日までに勘違いに気付いてくれるのですが、稀に気付かないままのこともあるようです。実際、東京地裁の債権者集会場で、弁護士が「申し訳ありません。破産した本人が埼玉の霞ヶ関駅にいるので、ここには来れません!」と書記官に誤っている場面に出くわしたことがあります。

この問題に気付いてからというもの、埼玉県に住んでいる依頼者には、「債権者集会をやる東京地方裁判所は霞ヶ関駅が最寄駅です。埼玉の霞ヶ関駅ではなく、東京の丸ノ内線の霞ヶ関駅ですから、間違えないでくださいね」と念押しするようにしていました。

そんなわけで、私にとって、霞ヶ関駅 (埼玉)は、今まで一度も降りたことも通ったこともないけれど、おなじみの駅だったのです。